どうも、なみきちです。いつもお世話になっております。
ところで、みなさん、「ネオクラシック」ってご存じですか？
知らないですよね？知らないですよね？ね？ね？お願いですから知らないって言ってください。
知っていても知らないって言ってください。
てゆうのもね、午前中商談が浜田山であって、素敵なおじさまが商談相手だったんですよ。
いや、オスのタヌキ（６才）の自分が見ても、素敵なおじさまだな～という感じのダンディーで上品な方でしたね。
ショーン・コネリーみたいな白いひげを豊かに蓄えられたおじさまを想像していただけたらぴったりだと思います。
でですよ、アイスブレイクですよ、商談を始める前の緊張を解きほぐすあの一番重要なアイスブレイクの時間ですよ。
なんか、趣味の話になったんですよ。
そしたらショーンがね、なんか「ネオクラシックが趣味だ」とかいうわけですよ。
で、なみきちは人にアドバイスを求めるくらい広い度量の持ち主なんで、聞いたんですよ。
「へ？ネオクラシック？ネオクラシックってなんですか？」って。
もう聞いたのが間違いでしたよ。普通聞くじゃないですか。アイスブレイクなんですから。
こっちも相手のこと知りたいし、相手にも気持ちよくなってリラックスしてもらいたいし。
そしたらね、「なんだ、なみきちくんはそんなことも知らんのか」と、始まっちゃったわけですよ。
ネオクラシックとはなんたるかが。ネオクラシックに関するありとあらゆる説明が。
なんかそれは新古典主義といって、「ネオ」というのはギリシャ語で「新しい」とか「現代的な」ってゆう意味があるみたいな説明から。
用語の解説からするんですよ？
商談自体は40分くらいで終わったんですケド、ネオクラシックのなんたるかの説明に１時間28分はかかってましたね。
え？なんでそんなに細かいのかって？
そりゃ、なみきち途中から長いな～って思って時間はかり始めたんすもん。
もうね、タヌキ寝入りしようかと思いましたもん。ほんとに。
で、どうやらネオクラシックというのはネオクラシックカーのことらしくて、グーネットさん自動車用語集によると、
「ネオクラシックとは、1990年代初頭から2000年にかけて販売されていた外国産の輸入車を意味する言葉である。また、それらをイメージしてカスタムされたクルマなどのジャンル自体を指す言葉でもある。なお、1970年代から1980年代にかけて製造された車もネオクラシックと呼ばれる場合がある。」ですって。
知らんですよ、なみきちはそんなもん。
車にキョーミないもん。
え？ウケが悪くなるからそういうことは言わん方がいいって？
あのね！なみきちはなにも好きで車にキョーミないって言ってるわけじゃないの！
なみきち見たことある？
この足の長さだとアクセルまで届かないの！運転したくてもできないのっ！
まったく最近はタヌキの痛みのわからん奴が多いんだから。
というわけで商談が終わってからもずぅーっとアタマん中で「ネオクラシック」っていう言葉が鳴り響いちゃってるわけですよ。
「ネオクラシック」「ネオクラシック」って。新しいんだか古いんだかどっちなんすかね、まったく。
で、浜田山駅に向かって歩いていたら並んでるラーメン屋さんがあったんですよ。
「中華そば つるや」ですって。
看板見ておいしそうだな～って思ったんですケド、並んでたんで入ろうかどうしようか迷っていたら、、、
聞こえてきたんですよ。例の言葉が。
ここはネオクラシックどーのこーのって。並んでるお客さんが話してるんですよ。
なみきちびっくりして、立ち止まってその人の後ろについて聞き耳立ててたんですよ。
なんでもここはラーメンのネオクラシックを味わえるとかなんとか。
聞き耳を立てていると、ここのラーメンのネオクラシックとは王道のクラシックなラーメンに、現代風のアレンジも加えているものなのだそう。
ネオクラシックって車だけじゃないじゃん！ラーメンもあるんじゃん！コネリーめ！
ネオクラシックって言ったらなんでもかんでも車だとおもうなよ！
って思ってたら、いつの間にか店内に入っててなしくずし的にここでランチを取ることになったんですが、これも一期一会かな。
ラーメンのネオクラシック食べてみたいし。
ということで、食券制です。
なみきちは「中華そば（850円」を購入。ラーメンのネオクラシックとはと興味津々でカウンター席についたわけであります。
ちなみにこちらのお店、2021年にオープンしたばかりとあって店内はとてもモダンできれい。
カウンター席のみ7席のお店。店内の香りは節や煮干しに動物系からスープを取っているのが感じ取れる。
店主さん一人ワンオペですが、とても手際がいいです。
ほうほう、この店主さんがなみきちにラーメンのネオクラシックを教えてくれるわけですな、ありがとう、店主さん。
こんどはなみきちがあのショーンにラーメンのネオクラシックとはなんたるかを教えてやりますよ。
という感じで鼻息荒くして待っていましたら、きましたよー！
ほおー！これがラーメンのネオクラシックってやつですか！
いやあ、おいしそうですね！
たしかにビジュアル自体はシンプルでクラシックな感じですね。王道のまさにラーメンという感じです。
でもちょっとチャーシュー見てください。これは特に注意を惹きますね。
うーん、これは低温調理でじっくりと仕上げた感じですね。広げてみるとでかい！そして厚い！！
なるほど、これがネオの部分なのかな。これは期待できそうです。
まさに、王道の伝統と新時代の融合。
ということでラーメンをいただいていきます。
まずはスープから。
スープ上にはラードが浮いており、この膜がスープを最後まで熱いまんま保温してくれるんですよね。
一口、ずずっといただくと、お～！思った通り、鰹節や煮干しで出汁を取っていることがすぐわかる。
でも動物系ガラからもとっていますね。
かえしはちょうどいい感じ。醤油のキリリとした感じもありつつ角は立っていない。
とてもバランスがよく、シンプルなんだけど、クラシックな感じはあるんだけど、懐深いというか奥深いというか。
広がりがある感じ。一口飲んで、あーおいしい、これこれ、これがラーメンていう感じなんだけど、もう少し、奥に何かある。
それを見たい。その先を見たいと思うと消えていく。だからもう一口飲みたくなる、そんな感じでおいしい！
麺もいってみよう。麺は軽いちぢれの中太といったところですね。
ずずーっといくと、おー、これはつるつる！麺の口当たりがとてもいい！
なるほど！だから「つるや」なのか！？
そして小麦の香りもいい！これはおいしいですなあ。
ラードも程よく麺にまとわりつき、麺の滑らかさ、動物系の香りを高めている。
よし！動物といえばチャーシュー。がぶりといくと、おおっ！やはらかい！！これはやはらかい！
スープの熱で溶けた脂、ラードのコク、出汁の香りと相まって深い！ますます深くなる！
なるほど、前のお客さんチャーシュー追加してたけど、これは追加したくなる！
このチャーシュー厚くてめちゃくちゃ大きいけど、追加しても全然食べれちゃうくらいうまい！
では動物系を楽しんだので、次は海を楽しみますか。
ということで海苔に麺を巻いて、スープといただきます。
あー！これ、うんま！！めっちゃうんま！
海苔のふわっとした磯野の香り、麺との相性抜群！海苔と一緒に食べることで小麦のいい香りが引き立つ。
そして後から追いかけてくる、煮干しと鰹節。海で山をサンドウィッチしたかのよう。すばらしい！
そしてスープの上のラードが最後までスープを熱々で楽しませてくれる。
見たか！ショーン！これがラーメンのネオクラシックだっ！！
こんどショーンにラーメンのネオクラシックについて語っちゃる！1時間半語っちゃる！
ラーメンなら負けんで～！
ということで、こちらのお店「中華そば つるや」さんのラーメンを心行くまで堪能したなみきちでした。
いやあ、おいしかった。
ということでなみきちの四字熟語た～いむ！
「淡麗秀逸（たんれいしゅういつ）」というのがぴったりかとなみきちは思います。
あっさりとした美しさと優れた味わいを表すさま。—なみきち大辞典。
まさに店構え、ラーメンのビジュアルは淡麗。伝統を感じさせる。しかしそれは伝統だけではない。
新しいものを積極的に取り入れ飽くことなく良いものを目指そうという努力の結晶。
淡麗ながらもその味は秀逸。
またしてもなみきちはみなさんに心からおすすめするお店に出会ってしまいました。
ということでなみきちは、ショーンと次に会う日を楽しみにしながら午後のお客さんのところに向かいます。
店舗名：中華そば つるや
営業時間：月曜日 11時30分～15時00分
水～日曜日 11時30分～15時00分／18時00分～20時00分
定休日：火曜日
住所：東京都杉並区浜田山３丁目２５−１６ エスカイア浜田山 103
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