ほら、よく「三代続くと~」ってゆうじゃないですか。
「三代続くと江戸っ子」とか、「三代続く~屋」みたいに言うと信頼のおける老舗みたいな感じになるし。
ちなみになみきちは三代続く杉並っ子ですがねえ。
政権でも会社でも三代続くとしっかりするんですかね。
徳川幕府も三代家光の時に、より強固になりましたしね。
江戸時代の倒産事例を編纂したものなんかによると(そんなのあるんですね!)、やっぱり三代続くのはソートー難しいらしいんですよ。
たとえば商家だと、初代は質素倹約しながら商売一生懸命頑張る。
二代目もまだそんなに商売が軌道に乗っていなかったり、あと幼いころはまだ貧乏だったりして苦しさをしっているから頑張る。
だけど三代目になると、もう生まれながらに裕福で苦労を知らないから家を潰してしまうんですって。
ふうん、なるほど、それはあるかもですねー。
二代目で傾き三代目でつぶす、なんて会社ではよく言われますよね。
でもなみきちの感覚だと、なんか3代目は優秀、それより2代目が結構問題な感じするんですケド、皆さんどお思います??
徳川も足利もルパンも、なんかそんな感じするんですけどね。どおですみなさん?
でもやっぱり3というと区切りの節目なんですかね。
「石の上にも三年」とか「三人寄れば文殊の知恵」とか「三度目の正直」とか「桃栗3年」とか「三日天下」とか「三日坊主」とかいいますしね。
えっ?最後のほう悪意があるんじゃないかって?そうですか?
というわけで、ここ杉並で「3」という区切りをしっかりと迎えておられるお店があるんですよ。
それが今日お邪魔したいと思っている「大将 三号店」さんなんです。
こちらのお店、高円寺に三店舗展開されているんです。
すごいですよね!それだけ地元に愛されているんですね!
ということで杉並をこよなく愛するなみきちも、高円寺民からこよなくあいされている「大将」さんに行ってこようと思います。
やっぱり今日は3で始まったので「大将 三号店」さんにお邪魔したいと思います!
こちらのお店はJR高円寺駅北口を出てなみきちの足で5分くらい、皆さんの足だと2分くらいで着くとっても便利なところにあるんです!
もう会社帰りに立ち寄るには最高ですよね!
さあさ、やってまいりました、どうです?みなさん、このお店のたたずまい。最高じゃないですか??
これはふらりと立ち寄りたくなりますよね。
店内はテーブル席とカウンター席があって、そしてなんと外でも飲めるんですよ。
これからの季節、うれしいですねー。
夕暮れ時から気持ちいい風の吹く中で一杯やるなんて最高じゃないですかっ。なるほど、これは地元から愛されますね!
でも今日は、お店の雰囲気もしっかり堪能したかったので、カウンター席に陣取ります。
では、いつも通り「とりビー」からまいりましょう。
今日も一日お疲れ様でした!
きましたよ!キンキンに冷えていて、泡がとってもクリーミーな生中さんです。もう大好きっ。
ぷはーっ!いやあ、うまいすねえ。全部疲れが吹き飛びます。では、あてはなんにしましょうかねえ。
おー!こちらのお店、馬刺しがあるんですね。なみきち馬刺し大好きなんです。まずはこれから行きましょうかね。
きました!きました!いい色ですねー。
馬刺しってなんかおいしいですよね。甘味がふかいというか、コクがあるというか。
調べてみたら、「グリコーゲンという成分が豊富に含まれているため、ほんのり甘いのが魅力的です。
脂の融点に関しても牛肉より低く、口の中に入れた瞬間とろけるような旨みが広がります。」ですって。
なるほど、甘味の原因はグリコーゲンだったんですね。よく知らないけど。
そして味わい深いのは脂の融点が関係してたんですか。刺身なのにこっくりしたあまさとコクがあるのはこの脂のせいなのか。
こちらのお店の馬刺し、まさに甘い!そして香りもいいし、この厚みのあるコクがとってもおいしいです。
こんな馬刺しが食べられたたら高円寺の方たちは幸せですねー。
鶏も注文することにしました。馬だけじゃ不公平ですもんね。
三種盛りがきました。おいしそうです。そしてなんといっても価格がリーズナブル!
これは高円寺で3店舗経営される理由が分かりますね!
味もすばらしいです!お肉はジューシーで柔らかく、炭火で丁寧に焼き上げ香り高いですね。
なみきちはね、鶏皮好きなんすよ。
ああ、このなんかぷるんぷるんの皮にタレの甘さと、焦げた香り。
ビールと一緒にいただくと、皮の甘味をビールの苦みがきゅっと引き締めてもう最高!
そしてねぎまもいいですよね。肉の間に挟まるねぎがとってもいいアクセント。
なんで鶏とねぎってこんなにあうんすかね。
カモネギとかもありますしね。あ、そしてねぎあまーい。炭火でじっくり火を通しているからなのか、ねぎがとろっとして甘い!
このトロっと感が、鶏肉のジューシーさと相まって肉の味がとても濃く感じる!うわあ、おいしいなこれ。
あれっ。ビールがもうない。
ということでこれを頼みました。
焼酎のホッピー割です!
見て下さい、このサービス精神たっぷりの焼酎の量!ここにホッピーを注いでいただくわけです!
濃くておいしーい!これは大満足です!
最近、お腹周りやら中性脂肪やらLDLやら血糖値やら気になる方はこれいきましょう!満足されること請け合いです!
焼酎も入ってきましたのでハツもいっちゃいますかねー。と思ったらハツ元がありました!
ハツ元あるんすね!迷わずハツ元頼みます。
ちなみにハツというのは英語の「heart(ハート)」から来ていて、つまり心臓ですね。
で、ハツ元というのはハツの根元ってわけです。
なんとハツ元は一本の串をつく料と思ったら5羽分くらいのハツ元が必要だそうですよ。
ただ料理として出すには下処理がかなり面倒らしく捨ててしまうお店も多いらしいです。
それがこのお店では、見てください。
これでもかというくらいハツ元を串にさして提供してくれるんです!
なんと丁寧なお仕事!
さっきから提供される料理にしろ、ホッピーの焼酎の量にしろホスピタリティがすごいんですね。
こうやったらお客さんが喜ぶだろうなあって考えて提供してくれるのが伝わってくるんです。
そうこうしているうちに店内はお客さんいっぱいになっていました。
これは地元から愛されるはずです。
お味の方ですが、うん!おいしいです。内臓系特有の臭さは全くないです。
焼き加減も素晴らしくハツ元らしいサクッとした触感が楽しいですね。
ここにもお店の丁寧に調理しましたよ~という思いが伝わってきます。
二本あっという間になくなっちゃいました。
そしてもう一つ注文しました、「煮込み」です。
これなんの煮込みかというと、モツなんです。
なみきち、もつ煮込み大好きなんですよ~、もう目が無いんです。
あー、モツのいい香り~。このにおいが苦手という方もいらっしゃいますが、なみきちにとってはもうやすらぎの香りです。
あんまりずっとクンカクンカしていると奇異の目で見られがちですので、そろそろいただくことにします。
何も言わずともついてくるレンゲがうれしいですね。
スープからいただきます。おお~!これは濃厚です。モツのうまみがこれでもかというほどぎううううっと詰まっています。
あー、これはおいしいですね。ほんとうまい。これは絶品です。
こんなに旨味がつまっていて濃厚なのに、なんかほっとできるというかやさしい。
ほっとできる感じなんです。あ~、これは、あれだ、実家に帰って来たような感じだ。
こんなに気軽に入れて丁寧に作られた料理の数々に舌鼓をを打ち、たっぷりのお酒を楽しめる、こんなお店が高円寺に三店舗もある。
ううむ、これは…まさに「忠義仁勇(ちゅうぎじんゆう)」ですな。
忠義と仁愛を持ち、勇敢である。誠実さと親しみやすさ、力強さのあるさま。―なみきち大辞典。
まさに高円寺に三店舗を構え、地元に対する忠義と仁愛を持ち、料理の一品一品に込められた力はまさに勇敢。
お店のスタッフさんたちは親しみやすく暖簾をくぐるのはいともたやすい。
ジョッキをを両手で何本も抱え、料理を運ぶさまはまさに力強い。という意味であります。
なみきち最近流行の四字熟語どうですかね。
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というわけで今回お邪魔しました「大将 三号店」さんを大満足であとにしました。
またなみきちが心からおすすめするお店に出会ってしまいました。
ぜひこのお店の忠義仁勇を体験してみてね!
店舗名:大将 三号店(北口店)
営業時間:月・火・水・金 17:00 – 00:00(L.O. 23:00)
土・日 15:00-23:00(L.O. 22:00)
定休日:木
住所:東京都杉並区高円寺北2-9-6 コーエンジ ノース 296 1F
URL:ウェブページ